日本カーリング界を牽引する、フォルティウスとロコ・ソラーレ

氷上の熱戦は多くのファンを魅了してやみません。

しかし、両チームの間には単なるライバル関係を超えた「互いを高め合う絆」が存在することをご存知でしょうか?

2026年ミラノ・コルティナ五輪に向け、注目度は高まるばかりです。

本記事では、北海道が誇る2強の関係性を5つの視点で深掘りし、知られざるエピソードや意外な事実から彼女たちの真の魅力に迫ります。

 

フォルティウスとロコ・ソラーレの関係は?

フォルティウスは札幌市、ロコ・ソラーレは北見市と、約300kmも離れた場所に拠点を置いています。

この距離は、本州で言えば東京から名古屋に匹敵するほどの道のりです。

この物理的な距離からもわかるように、両チームは姉妹提携や協力関係などは一切ない、まさに完全なライバル関係にあるんですよ。

サルくん
サルくん
北海道はとっても広いんだね‼️

普段の練習環境も完全に別々であり、戦術や情報の共有も行われないため、試合はお互いの「今」をぶつけ合う真剣勝負の場となります。

過去には、フォルティウスが「北海道銀行フォルティウス」として活動していた時期があり、ロコ・ソラーレと混同されることもあったようです。

しかし実際には、それぞれが独立した組織として活動しています。

それぞれが強豪チームなんだね‼️
チビザルくん
チビザルくん

一般的には「同じ北海道のチーム」と一括りにされがちですが、運営母体や成り立ちには大きな違いがあるんです。

北海道銀行は、フォルティウスのスポンサーとして2014年のソチオリンピック出場を支えましたが、2021-22シーズンにスポンサー契約を終え、現在のチーム名「フォルティウス」へと移行しました。

一方、ロコ・ソラーレは地元北見市の支援や、独自のスポンサーによって運営されているんです。

つまり、企業スポーツの流れを汲むチームと、地域密着型のクラブチームという、異なるDNAを持っているとも言えますね。

組織的な繋がりは全くないんですね。

それぞれの地域を代表し、プライドをかけて戦っているからこそ、熱い戦いが繰り広げられるのでしょう。

 

チーム創設者の意外なエピソード

ライバル関係にあるフォルティウスとロコ・ソラーレですが、実は、両チームの創設者には意外な共通点があるんです。

フォルティウスの創設者である小笠原歩さんと、ロコ・ソラーレの本橋麻里さんは、かつて「チーム青森」で共に戦った先輩後輩の関係だったんですよ。

当時、日本中にカーリングブームを巻き起こした伝説のチームで、二人は同じ釜の飯を食い、世界と戦った「戦友」でもあります。

小笠原さんは、2006年のトリノオリンピック、2010年のバンクーバーオリンピックに出場したベテラン選手。

2010年以降に北海道銀行の支援を受け、フォルティウスを立ち上げました。

彼女が目指したのは、企業のバックアップを受けながら競技に集中できる、アスリートファーストな環境作りだったのかもしれません。

サルくん
サルくん
プロの選手って感じだね

一方、本橋さんは2014年のソチオリンピック出場後、地元北見市でロコ・ソラーレを設立しました。

こちらは「地域と共に歩む」ことを理念に掲げ、ゼロからスポンサーを集めてチームを作り上げるという、全く新しい挑戦でした。

地域貢献の想いが強そうだね
チビザルくん
チビザルくん

2000年代初頭にチーム青森で出会い、2006年のトリノオリンピックで共に戦い、2010年以降にそれぞれの道でチームを構築したんですね。

「日本カーリングの未来を担う」という同じ志を持ちながらも、地域やスポンサーの違いから、別々の道を歩むことになったと言えるでしょう。

 

もし二人が同じチームに留まっていたら、現在のような「国内2強時代」は訪れなかったかもしれません。

お互いをリスペクトしつつも、それぞれのチームを率いて高みを目指す姿は、本当に素晴らしいですよね。

  • 創設者は元チーム青森の戦友
  • 同じ志も、道は地域と支援で分かれる
  • 互いをリスペクトし高みを目指す

直接対決の勝率はどっちが上?

フォルティウスとロコ・ソラーレの対戦は、常に手に汗握る展開となりますよね。

過去の対戦成績を振り返ってみると、2014年のソチオリンピック代表決定戦ではフォルティウスが勝利し、代表権を獲得しました。

2021年の日本選手権決勝でも、フォルティウスがロコ・ソラーレを破り優勝を飾っています。

これらの試合では、最後の1投までもつれ込むような、瞬きすら許されない緊張感が漂っていました。

トロフィーの画像

しかし、2021年の北京オリンピック世界最終予選決定戦では、ロコ・ソラーレが逆転勝利を収めました(フォルティウスが2勝した後、3連敗)。

まさに「崖っぷちからの生還」とも言えるこのシリーズは、両チームの精神力の強さを証明する歴史的な一戦となりました。

2022年から2025年にかけての日本選手権や各種大会では、両チームが交互に優勝・準優勝を分け合う接戦が続いています。

実力差は紙一重であり、氷の状態やその日のコンディションひとつで勝敗が入れ替わるレベルなんです。

2025年時点での通算対戦成績は、ロコ・ソラーレが28勝、フォルティウスが25勝と、ほぼ互角なんです。

勢力が拮抗している画像

ロコ・ソラーレはオリンピックでのメダル獲得(2018年銅、2022年銀)で目立ちますが、フォルティウスが勝ち越した時期もありました。

世界大会での実績に目が向きがちですが、国内での直接対決に限れば、どちらが勝ってもおかしくない状況が続いています。

どちらか一方だけが強いわけではなく、実力が拮抗しているからこそ、毎回ドラマが生まれるんですよね。

 

選手の仲は実際どうなの?

氷上では激しい戦いを繰り広げる両チームですが、オフでは選手同士の交流が見られることもあります。

ロコ・ソラーレの藤澤五月選手と、フォルティウスの吉村紗也香選手は、1991年生まれの同学年で、ジュニア時代からのライバルなんです。

子供の頃から同じ大会で顔を合わせ、お互いの成長を常に意識しながら大人になった「幼馴染」のような関係とも言えます。

藤澤選手のInstagramでは、試合後の吉村選手とのツーショットに「最高のライバルであり戦友」というキャプションをつけた投稿が話題になりました。

メディアでは対立構造がクローズアップされがちですが、実際には選手間でしか分かり合えない苦悩や喜びを共有しているのでしょう。

優しい握手の画像

2025年の代表決定戦後には、吉田知那美選手がフォルティウスの勝利を金メダル絵文字で祝福するストーリーを投稿し、多くのファンを感動させました。

自分のチームが負けた直後に相手を称えることができるのは、真のアスリートシップと深い信頼関係があってこそです。

競技を離れれば、互いの努力を認め合う深いリスペクトがあるんですね。

ライバルとして切磋琢磨しながらも、友情を育んでいる姿は本当に素敵です!

  • 同学年のライバルはジュニア時代からの戦友
  • 試合後には健闘を称えあう関係
  • 友情とリスペクトが素敵

北海道から世界を狙う理由は?

フォルティウスとロコ・ソラーレの切磋琢磨は、日本女子カーリングのレベルを世界トップクラスに押し上げました。

ロコ・ソラーレは2018年の平昌オリンピックで銅メダル、2022年の北京オリンピックで銀メダルを獲得し、世界ランキングでも常にトップ5入りを果たしています。

フォルティウスも2025年のミラノオリンピック代表決定戦で勝利し、世界最終予選で5連勝を達成するなど、国際舞台での実績を積み上げています。

サルくん
サルくん
日本のカーリングチームは強いんだね

「日本代表になれば世界で勝てる」という図式が確立されたのは、国内でこの2チームが限界まで競い合ってきた成果に他なりません。

このライバル関係が、若手チームにも刺激を与え、日本は長野オリンピック以来、女子カーリングで連続出場を続けているんですよ。

今後の展望としては、フォルティウスが2026年のミラノオリンピックでの金メダルを目指し、ロコ・ソラーレは2026年以降の世界選手権やグランドスラムでの完全復活を目標に掲げています。

この2チームがいることで、日本はカーリングが強いんだろうね
チビザルくん
チビザルくん

北海道がカーリングの聖地と呼ばれる背景には、寒冷な気候によるアイスリンクの整備環境や、ジュニア育成プログラムの充実があります。

北見市常呂町にある専用ホールのように、学校帰りに気軽にカーリングができる環境は、世界的に見ても稀有なものです。

フォルティウスとロコ・ソラーレの活躍は、地域のスポーツ文化とも密接に結びついているんです。

 

地元の人々の温かい応援と、厳しい自然環境が育てた強さを武器に、彼女たちはこれからも世界へ挑み続けるでしょう。

これからも、北海道から世界を目指す彼女たちの活躍を、応援していきたいですよね。